こんにちは!今回はyuumがモットーにしている『伝わるデザイン』のルーツ、デザインの独学法と、ためになった本をご紹介します。『伝わるデザイン』の考え方は、デザイナーのみならず、インテリアコーディネーターでしたらコーディネート 内容を相手に伝えるための手段だったり、多くの職種に役たつスキルだと思ってます。
なぜ独学なのか?単純にお金がなかったからです。。。。
中学生ぐらいまではとにかく絵を描くことが大好きで、漠然と、何かを作り出す職業につきたいなと思っていました。美大、憧れたなぁ。。。。
伝わるデザインの要素は、インテリアコーディネーターの仕事にも多少なりと関わってきます。対面にせよ、オンラインにせよ、相手の要望を汲み取る力×自分が作ったものが相手に伝わる力が大切です。
これから独学でデザインを勉強していこうと思っている方に少しでも参考になればと思います。
Contents
日常の中から意識して観る。
例えば街中にあるトイレにあるようなサインや案内標識、これらは老若男女、万人がパッと見て理解できる必要性がありますね?そこにわざわざ説明文は必要ない。
説明文がなくとも理解ができるには、そこに用いられている記号・色使い・形・大きさなどの要素を組み合わせたデザインが、ターゲットに対して明確に伝わるよう計算されて作られているからです。
情報をわかりやすく伝えるためのサインを『ピクトグラム』といいます。
『ピクトグラム』に色を使ったり形を変形させたりし、より情報を伝えやすくしているのです。
大切なのは、標識やサインを見たときに、図形や色、立地を考え、深堀していくことです。
ファッション誌やインテリア雑誌も、ターゲットの年齢層・ジャンルによってデザインが異なりますね。
例えば40代〜50代の働く女性向けファッション紙だったら、タイトルやメインの記事タイトルに使われているフォントが明朝体だったり、逆に10代〜20代と若い女性向けファッション紙だったらゴシック体など、文字の形から見比べることができますね。
色の使い方も、少し黒が混ざった落ち着きのあるトーンだったり、パキッとした純色だったり、比べることで見えてくるものがたくさんあります。
そして、雑誌を見続けていると無性に余白が特に気になってきます。デザインにおいて、余白は作るものですね。これはインテリアでも同じと言えます!
カフェやアパレルショップの作りを観て観察することで発見できることもたくさんあります。どんな色の床色でどんな木目なのか、照明を見ればどこにペンダントを使ってどこにスポットを使っているのかなど。
よく観察することで、床の素材を切り替えて空間を分けていたり、レジを遠くからでもわかるサインのような存在として照明を使用しているなど、意識しなければ通り過ぎてしまうデザインが散りばめられています。
多くのお店はブランド要素とトレンド要素が掛け合わさった空間ですので、よく観察することでクライアントが求めているものを理解する時の引き出しとして抑えておくと良いですね。
お店は見るだけでは忘れてしまうので、写真に撮ったりもしてます。
ただ撮っておくだけではなく、よく見返し自分なりに解析することが大事だと考えます。
ゼロから一を作るということは、もともと自分の中にある趣向だけで作ることは違います。
インテリアの提案や、デザインを作る時に求められる『センス』という言葉。この『センス』という言葉は蓄積された知識の具現化だと思ってます。家具の歴史、国、デザイナーの生い立ち、時代背景を知る。歴史を紐解きながら知識を蓄えていくことで、作り出すものに信憑性や深みが出ます。
デザインとは?を深掘りし、がむしゃらに情報収集をしていた時、この本を読んで思考の整理ができました。デザインとはまさに知識からはじまる。タイトルも文章も丸ごとデザインされたパッケージと感じました。絶対読んでほしい本。
ブランディングデザインのプロセスを解説していることから、『伝わるデザイン』を『伝える』ためのレイアウト構成になっている1冊。
自分という人間は、何ができて、どのようなものが作り出せるのか。自分を相手に知ってもらうためのポートフォリオ作成はまさに『伝わるデザイン』の一歩と言っても良いと思います。
どんなに素敵なインテリア・すばらしい企画・構想など、相手に伝わらなければ実現できないことって多々あると思います。デザインは、多くの職種に役たつスキルです。ぜひ興味を持っていただけたらなと思います。
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